世界有数の金持ちに会ってきたときの話

まいど!たんたんたぬきたんです!

 

以前、で日本、いや世界でトップクラスのお金持ちに会ってきた。

自分が経営をやりたいと相談したところ、それではいい仕事があるとのこと。

「人生で成功する方法って知ってるか?それは本物の人に好かれること。そしてその人の考えを忠実に実行すること。」

「マイナス思考はいけない。いい話を聞いたらこう言うんだ"それって面白そうだね!"」って言った。

 

うん、全くもってその通りだ。
マイナス思考はいけない。
人の行動を鈍らせる。

その人は続ける。
「ビジネスで大事なものは人・物・金だ。最高の商品ってのは何か分かるか?」と訊いてきた。


僕は””ですかね、って答えたところ、

「それはお金そのものだよ、お金以上に流動性があり、みんなが必要としているものはないんだよ」
と言った。

「そして、金そのものだから、人・物・金のうちの金も満たしている」って。

僕はそれってFXとかですか?って聞いた、
「そうだ、FXこそ最高の商売だ」

でも、人・物・金のうち、人がないですよね?って聞いたら

「うちの会社の金を運用するためにFXトレーダー雇ってるんだよね、2万人もね」って。

「うちでは世界最高のトレーダーに運用を依頼できるんだよ。人事はビジネスで重要な要素だけど、トレーダーを見極めるってのは最高の人事だよね。ちなみにトップのトレーダーは年率いくらだと思う?1000%だよ。」

「2万人のトレーダーから本物を探す。これって最高の人事だよね。」

うーむ、なんと適格な考えだろうか!

これにはビビッときた。

そのとき、近くには彼をメンターと仰ぐ弟子みたいのがいて、「いや、これはマジでチャンスですよ、こんな機会滅多にないですよ!」って。

その人は何でものお偉いさんのコンサルをされているとか。
楽天ソフトバンク、そしてなんとあのアリババのジャック・マーにもビジネスのをしたそうなのだ!

それは凄い!凄すぎる!もうあなたをメンターに決めました!
いざコンサル契約したい!もう早く早く!

 

そしたら彼はこう言いました。

「うーん、ではコンサル料どうするかな?」

もったいぶんってんじゃねーよ!金出すよ!出す出す!どぴゅどぴゅ!

「君、いくら持ってる?」

僕は"300万円です。"と言った。
(実はこのとき、で持っているは80万しかありませんでした。嘘言っていてごめんなさい。)

「じゃあ、手付金は300万円ね、コンサル料金は1000万円、契約金料金は3000万ね」と言った。

そしたら彼の取り巻きは「え、それは安すぎですよ!、ヤバいっすよ!」


弟子B「ヤバいね、やるしかないね!」

弟子C「ガチでリアルにヤバい!」

ん?

ん?

ん?

確かにこれはヤバそうだ。
ちなみに僕の思っているヤバいと彼らの言うヤバいはヤバいくらいに意味が違う。
彼らの言うヤバいはガチリアルなヤバいで、僕の言うヤバいはヤバいよ、ヤバいよ!って、えーい、もうややこしい!

しかし、僕は言いました。

いいえ。 わたしの おさめる くにが あるなら それは わたしじしんで さがしたいのです(嘘)

 

いや、みんなにこの事を言うとすごい笑われるんだけど、途中までは信じてしまったんですよね。
そして、数千万の契約料とか言わず数百万だけなら契約していたかもしれないんだよね。

んで、その日中に契約も求められた。

 

マジで恐怖を感じた。
この場で断ったら拉致監禁されて殺されるんじゃないか?なんて思ってしまった。

僕は勇気を振り絞って一日まって下さい、と言った。

僕はこの手の話を聞いたら、1週間は冷却期間を置こうって決めている。
このような話をする人は魅力的に自信満々で語る。
こうして冷静に考えると如何にも怪しく、詐欺的な話にしか聞こえないんだけど、その場では熱狂というか思考力がおかしくなっている。
冷却期間を置くことで正常な判断が出来る。

それでも、イケるって思って騙されるなら仕方がないって考えている。

ちなみに1週間と決めていたけど、相手に圧倒され1日と答えたのは僕の弱さです・・・

さて、1日待たせてくれって言ったら、相手は目を丸くしてこう言った。

「おい、みんな、聞いたか?ここまで来て待ってくれって言う人始めてだぜ。」

孫正義でもビル・ゲイツでも決断は早いぜ。それこそ、即決だ。この話は与沢翼君なら30億だすって言うだろうな」

「チャンスってのは何色か分かる?分からないか。透明なんだよ。つまりは目に見えない。これは君のために言うんだぜ。」

うーん、いよいよ、必死になってきた。
怖い、怖すぎる。

断ったら何をされるんだろうか。

"だが断る"

なんて言ったらどうなるんだろう。

この道を行けばどうなるものか、行けば分かるさ。

ってもう無理です。ごめんなさい。
ビル・ゲイツになんてなれないよ。だけど生きているほうがいい。

僕は嘘をつきたくなかったが、さすがにちょっとびびって、昔、詐欺にあって数百万取られたことがあるんですよ、だから直ぐには決断しないようにしています。申し訳ございませんが1日だけまってください、って答えた。

そしたら彼の弟子の一人が「それくらいの詐欺なら僕も経験ありますよ、僕はもっと取られた金額大きかったですけどね。それなら僕がこの案件受けたいですよ」

弟子B「俺も数回あるかなぁ、今がチャンス!」

弟子C「俺も俺も!」

僕「じゃあ、僕も僕も!」ってそんなわけあるかい!

 

相手は続ける。
「君、年収はいくら?」

僕は600万円と答えた。

「あー、そうだよね、その決断力の無さの結果がその年収だよね。」

むう、実は見得を張って100万円ほど上乗せした金額を言ったらさらにこの屈辱・・・

 

神様ごめんなさい、すべては僕が見得を張って所持金や年収をごまかした結果です。

これからは真人間としてガチでリアルに働く所存でございますのでもう許してください。

 

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