不動産ほしいほしい病になって失敗しそうになった事

こんばんは、たぬきたんです。

2年前だったかな。
ある日突然、不動産ほしいほしい病(勝手に自分が命名)になり不動産が欲しくて欲しくて仕方ない時期があった。

今、僕は寝ても覚めてもドラクエウォークばかりやっている日々を過ごしているんだけども、その時のように不動産が欲しくなる時期というのはドラクエウォークと同様に不動産サイトを寝ても覚めても見ていた気がする。

投資をしている人には理解してもらえると思うんだけど、どんどん投資したくなる時がある。
FXでいうとポジポジ病といって、投資にタイミングではないのに為替の売買を繰り返したり、株式投資も現金のある限り限界まで投資をしてしまうという具合にだ。

不動産は2013年に東京オリンピック開催が決定した時期から上昇を続けていたし、自分も当時は小さいとは言え、2件の物件を持っていたので新規の物件を控えようと思っていたのに係わらず、なぜか当時不動産ほしいほしい病になった。

今、分析してみると当時、自分で商売を始めようと思い、輸入をやっていたが芳しくなく利益が出ていなかったので撤退したことで、それまで費やしていた労力と時間が余ったというのがあった。
また、当時は友達が転勤や結婚して子供が出来たりして遊びに行ったり飲みに行ったりする機会が極端に減った時期でもあった。

おとなしく余った時間なんてジムに行って体を鍛えたり旅行したりしていれば今頃、シックスパックのマッチョボディになっていたんだろうけど、当時は投資や資産運用をどうしてもやりたかった。
やはり、輸入商売がうまく行かなった悔しさが心の片隅にあったのだろう。
しかし、自分で仕入れ、販売、発送を行わないといけない仕事というのは普段、会社員として働いている自分にとって非常に大変、というより苦痛に近いものだった。
そこで自分でそれまで実績のある不動産を探し始めたのである。

さて、探した不動産というのが、現金で買える金額(数百万)で実利回り10%で関東近辺の駅徒歩10分以内、というものであったが、これが中々見つからない。
いや、表面利回り10%超というのは、検索するとかなり引っかかるんだけども管理費、修繕積立金を引いた実利回りで計算しなおすと良くて8%くらいまでに落ちてしまうのだ。
そのうえで、築年数も50年以上超過しているなんてのがざらで、理想と現実は厳しいなぁと思いつつ物件を探していった。

その中、自分が所有している区分マンションの管理を委託している不動産から物件の紹介があった。
その物件というのが、ホテルの一室を区分所有する形式でホテル会社が運営をして一定の金額で借上げて毎月の借用料をオーナーに払うという物件だった。
空室による賃収入がなく利回りも管理費、修繕積立金を引いて8%とまずまずであった。
また、物件の場所は駅からは徒歩1時間以上であったが、ホテルでの送迎があり利用者が困ることもないように感じた。
当時は東京オリンピックまで3年前でこれから訪日外国人観光客も増加することが見込めたし、安泰な物件であるように感じたのだ。

ほしいほしい病になっていた僕は、1時間ほど考えいるフリをして(気持ちの中では即購入したがっていた)買付証明書を不動産屋に出し、意気揚々と購入してやるぜーという気持ちでいっぱいでウキウキしていたのだ。

さて、ここまでやっておきながら結局はその物件は見送ることになるのだが、本当に不動産というものは怖いものだなと感じた。
見送るまでの経緯は以下の通りとなる。

その日の夜、物件を紹介してきた不動産屋より連絡があり、この物件は2ヶ月後に総会があり、修繕積立金の臨時徴収金として80万円の支払いが発生するかも知れないということを告げられたのだ。

そんなこと、先に言えや・・・、と思いつつとりあえず購入については考えさせてほしい旨を伝え、毎月このような臨時の修繕積立金徴収はいくら発生しているのかを聞いたところ、1年前は配管工事で1億円、2年前は空調設備メンテナンスで5000万円というではないか。

このホテルというが、およそ100室ほどあり負担金が1億円であれば1室あたりの負担金は100万円にもおよぶ。
そんなのが毎年のように発生していたら目も当てられない。
毎月のキャッシュフローは確か2万5千円くらいなので、収入は30万円、ただし、100万円の出費があるので、毎年20万~70万円の赤字になるだ。
もちろん速攻でキャンセルをする旨を伝え事なきを得たのであるが、悪徳不動産屋であればそんなことを伝えずに売り抜けていたんだろうなと思うと今でもぞっとする。

このことは購入前に修繕履歴を教えてもらえば分かることなのだが、それすら怠っていた自分も反省しないといけない。
やはり自分の身を守るのは自分しかいないのだということが身に染みた件であった。

それではおやすみなさい。

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